FAQ
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「トステア®」とはなんですか?
アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウムを主成分とした、コンディショニング成分の一種。2023年特許取得。
ドライヤーやアイロンの熱を髪にあてることで結合し、キューティクルの引き締め効果やハリやコシを与え、カールやストーレートなどのスタイルをキープする形状記憶効果があり、さまざまな髪の悩みを改善に導きます。
[期待できる効果・効能]
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カールやストレートの保持力を向上する
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髪の捻じれ・うねりが取れやすくなり、髪の感触を良くする
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髪型形成力が付与される
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引張り強度の向上
「トステア®」にはどのような性質がありますか?
「トステア®」は施術温度が高いほど(80℃以上)、pHが高いほど(pH6以上)、また特にダメージ毛において顕著に効果を発揮する性質があります。※熱を加えないからといって全く効果がないわけではありません。
また、髪と結合しているので、シャンプーで洗い流した後でも効果は持続します。
毎日使用することでより効果が高くなり、クセやうねりなどが落ち着いてきます。
またpH値6〜7.8と中性であるため、安全性も高い性質となります。
「トステア®」のメカニズム
トステア簡略構造式
イメージ図は簡略化しております。
髪の内部にはペプチド結合のつながりによりC(CO)の箇所とN(NH)の箇所が髪の内部に非常に多く存在しております。※簡略化するために、表面のみ記載しておりますが、至る所に存在します。
分子は似通った性質のものと結合する性質があるので、トステアのNの部分は髪の内部のNと、Cの部分はCとつながり、髪の内部を補修。トステアでは、3つ繋がる箇所があるため非常に強力な補修力があります。
髪の内部にダメージホールが多い状態になると、髪にコシがなくなり、カールのキープ力低下やうねりの原因になります。
髪を形成しているケラチンタンパクは、10個以上のアミノ酸でつながったポリペプチドからできており、その中にはNHとCOが多量に存在します。
「トステア®」の構造式では左手に一箇所のアミノ基(-NH2)、右手に二箇所のカルボキシル基(-COOH)が存在し
アミノ基(-NH2)が髪の中のNHと、カルボキシル基(-COOH)が髪の中のCOと結合し、計3箇所結合(トリプル結合)することで強固な繋がりをつくり、ダメージホールを補修します。また熱を加えることでその結合が固定され、髪にコシなどを与えます。
また、「トステア®」は中性であり、髪の等電点近くで反応するため、髪に負担がなく反応させることが可能です。
髪質改善(酸熱)トリートメントなどとの違い
髪質改善(酸熱)トリートメント
ダメージ毛(シスチンが結合が切れているところ)に「グリオキシル酸」や「レブリン酸」などの酸と、アミノ基を入れ込み熱を加えることで「脱水縮合」という化学反応をさせ、髪の内部にイミン(イミノ)結合によって架橋を作り、ハリとコシを与えます。
エルカラクトン(γ-ドコサラクトン)
塗布後、ドライヤーやアイロンの加えることで毛髪のアミノ基 1箇所と繋がり、髪を補修。キューティクルのめくりあがりを改善し、うねりやからまり、ハリコシなどを改善。
エルカラクトンは「トステア®」の反応の仕方に類似しています。
プレックス系トリートメント
成分:ジカルボン酸(マレイン酸)・ジマレイン酸など
還元剤で切断されたシスチン結合は、そのままにすると酸化し、ヘアダメージの指標となる「システイン酸」になります。ジカルボン酸やジマレイン酸はS-S結合が切れている箇所にくっつくことで、システイン酸になることを防ぎ、ダメージを防ぎます。
サロンワー クでのご使用方法
当製品は美容室で行う施術の前処理・中間処理・後処理どこで使用しても問題ありませんが
成分として「pH6.0以上」になると効果が出やすくなるため、髪がアルカリの方に傾いているときに使用されると
効果が高くなります。
また、セットの仕込み剤(ホットカーラーの前など)としてもお使いいただけます。
<カラー施術の場合>●カラーの発色を良くし、褪色も防ぎます。
前処理・後処理どちらにもご使用可能ですが、前処理としてご使用いただいた方が効果が出やすくなります。
①前処理剤として「t/ Curl & Straight Mist」塗布
②カラーを重ね付け
③シャンプー
(後処理としても使用する場合)
④軽く水けをきって「t/ Curl & Straight Mist」塗布
⑤トリートメント
⑥仕上げ
<パーマ・縮毛矯正の場合>●持ちがよくなります。
①シャンプー
②1剤処理&中間水洗
③「t/ Curl & Straight Mist」塗布
④(縮毛矯正の場合)ドライ・アイロン
⑤2剤処理
⑥シャンプー
⑦お仕上げ